2005.8 シドニー旅行記 2日目



今朝は6時に起床してラウンジで軽い朝食。7:10にホテルのロビーでワイナリツアーのスタッフと待ち合わせ。

ヒルトンからは我が家を含めて3組の参加でしたが(実際にはヒルトン以外の所にお泊りのようでした)

マイクロバスに乗り込むと既に1組のご夫婦がいらっしゃいました。

きょうのツアーは16名の参加なので、この後もホテル巡り。結局最後のホテルを出発したのは7:45。ぶうっ。

担当のガイドさんはお話上手。シドニーの生活や歴史の事などくっだらない駄洒落を交えながら

ハンター・バレーまでの2時間30分の間ず〜っと喋り続けています。

ハンター・バレーに近づくと簡単なワイン講座。

葡萄の種類や特徴についてのお話は漠然と知ってはいたけど改めて聞くと面白い。

例えばフランスは雨が多く降ったりすると葡萄の出来に影響するので当たり年とそうでない年がある。

でもオーストラリアは気候が良いので逆に水を撒くそうです。

そのおかげで特に当たり年というものは存在せず、どの年でも安定した美味しいワインが出来る。

フランスから言わせるとオーストラリアは神様に背いてるらしい・・。

ガイドさんはワイン用の葡萄で作った特製ジュースを飲んだ事があるけど飲めたものではなかったそうです。

てっきり酸っぱ過ぎたのかと思ったら甘過ぎて飲めなかったとの事。

ワイン用の葡萄は通常の葡萄より甘いなんて初めて知りました。

最初のワイナリーは『Mcguigan Cellars』。カウンターに1列に並んで座ります。

2個のグラスはワイン用とお水用。お水は口直しとワイングラスをすすぐ為に使います。

グリッシーニもあるので空きっ腹でもへっちゃら(笑)。こちらでは8種類のワインを試飲。

他の参加者達はあまり飲み干してませんでしたが、我が家は貧乏性なので完飲(爆)。

それぞれに特徴があって美味しいワインがいっぱいです。

ここでたくさん購入してしまうと持ち帰りが大変なのでSauvignon BlancとSparkling Shirazを購入。

赤のスパークリングワインは今年のクリスマスに頂く予定だけど果たしてその頃まで残ってるかな?

次のワイナリーは『Hermitage Road Cellars』。ここではワインスクールに入学!します。

最初は葡萄畑やワイン工場を見学するので全員ヘルメットを着用。

ちょっとお間抜けな雰囲気(ピヨコ隊?)で見学〜♪

パンプスを履いてた人はゴム長靴に履きかえさせられてたので、

よっぽど足場が悪いのかと心配しましたがそんな事も無く(笑)葡萄畑&ワイン工場内を見学。

残念ながら工場内は撮影禁止でした。見学後は教室のような場所で4種類(白2赤2)のワインを試飲。

ちゃんとグラスも4個あります。品種によって色の違いや味の違いを確認。

実はここの赤ワイン(シラーズとカベルネソービニョン)は苦味が強くて好みではありませんでした。

ワイナリーの方が『では2種類の赤ワインを混ぜて下さい』と言われたので不審に思いながらブレンドしたら結構イケル!

苦味が緩和され美味しくなったのでビックリです。オーストラリアでは最初からブレンドされてるワインも多いみたい。

これからブレンドワインにも注目しようと思います。スクールの最後にはワインスクールの終了証を頂きました。

参加しようと思ってる方。試験等は無いので安心して参加してください(笑)。

お待ちかねのランチはここのワイナリーに併設されているレストランで頂きます。

先程試飲したワイン4種類とこのワインに合わせた料理です。

シーザーサラダ・サーモンサラダ・ローストビーフサラダ・ミートソースのペンネとやけにサラダが多い(笑)。

男性には物足りないかもしれませんが、お味はツアーのランチとは思えない程美味しい。

特にシーザーサラダは私も夫もかなり気に入りました。

お腹いっぱいになって最後のワイナリー『bimbadgen estate』へ。

ここでは5種類のワインを立ち飲みで頂くスタイル。グラスも1個だけだし素っ気無い感じ。

ここの貴腐ワインは有名らしかったけど、どうも甘いワインは苦手なのよねー。

結局ここが最後なのでワインを4本選んで購入。

あとから考えると最初のワイナリーが一番良かったかな。どのワインも美味しかったけどね。

再び2時間30分かけてシドニー市内へ。ガイドさんもワインを召し上がられたので帰りの車内は静か(笑)。

途中のドライブインで休憩。マクドナルドがあったのでソフトクリームを食べることに。

このマックのソフト。昔は30セントだったのが2年前には40セントになり今は50セント(それでも安いけど)。

普通のソフトは全部食べられないけど小振りなので完食。

アジアやオーストラリアのマックでは大体同じくらいの金額で販売されているので是非お試しを!!

ガイドさんの最後のお話は今シドニーで一番と言われているレストラン『Tetsuya's』のオーナー、テツヤさんについて
(コミック『美味しんぼ』でもお店が紹介されています)。

テツヤさんは下積み時代にお客さんからワインの最高峰ロマネコンティをご馳走してもらい美味しさに感激したそうです。

お仕事が成功してお祝いにロマネコンティを1人で開けて飲んだ時、そのワインは全然美味しくなかったらしい。

テツヤさんはどんなに美味しいワインでも1人で飲んだら美味しくない事に気付いたそうです。

その話を聞いた夫が一言。『あなたが実家に帰ってる時に1人でワイン開けて飲んだけど全然美味しくなかったなー。』

夫よ。素晴らしい事に気がついたね!

今回のハンターバレーツアーはトラベルターザンのネット割引料金1人157ドル(カード請求額2名分27,366円)でした。

個人では行きづらい場所にあるのでツアーにして正解だったと思います。

今夜のディナーは『Certo』。前回お出かけした時にパスタが美味しかったイタリアンレストラン。

シェフは日本人なので日本人向けの味だと思います。

オペラハウスの近くにあったのですがkentストリート沿いの2階に移転していました。ヒルトンから徒歩10分弱で到着。

今回はセミヨンのボトルと4コースディナー44ドルをチョイス。

以前は前菜・パスタ・メイン等いくつかの中から好きなメニューを選ぶ事が出来たのにすべておまかせに変わっていました。

写真では分りづらいけど、前菜は牛のたたきにシーフードマリネ、キッシュにブロッコリー。

少しずつ色々食べられるのは嬉しい。ペンネカルボナーラも美味しいです。

メインのステーキとお魚(何かは忘れた)のグリルはなんとなく大味。うーん。

デザートはラズベリーのムースケーキだったけど、大き過ぎて半分でギブアップ。


前のお店の時は現地のスタッフもいらしたけど、今は日本人の女性だけ。

安心と言えば安心ですが以前の雰囲気のほうがよかったなあ。次回はランチにパスタを頂くだけにしようっと。