2006.5 台北旅行記2日目



ローズウッドクラブのお隣にあるレストラン『花梨軒』で朝食。

ブッフェが並んでるお部屋はこじんまりしてましたが、お隣にも食事する広めのスペースがあります。

ちゃんとクロスがかけられて落ち着いた雰囲気。

お粥はどちらかと言うと日本のお粥っぽくサラサラしてて美味しい。

朝食後はお買い物にお出かけ。

昨日の失敗があるのでドアマンに地図を見せて『この辺りに行きたい』と伝えてると、タクシーのドライバーさんに説明してくれました。

到着した場所は西門町のベーカリー『十時軒』。

台北市内なら何処へ行くにも大体10元前後でOKでした。


このベーカリーは日本統治時代に日本人が開いたお店だそう。

戦後、日本人が引き上げたときに、現在のオーナー邱さん一家が引きつぎ、

その後代々素材にこだわった味を守りつつ、台湾伝統の焼き菓子を作りつづけているお店です。

ここでは紫芋のお菓子ヤパイナップルケーキをお買い上げ♪

次は斜め向いにある『世運食品』へ。ここはお菓子もいっぱいだけど、湯気のたった点心が豊富。

近くにこんなお店があったら毎日通ってしまいそうです。

続けて徒歩2分ほどの場所にある『伍中行』。

こちらには台湾の代表的な食品が所狭しと並んでいますが私のお目当てはカラスミ。

夫の叔父が台湾好きで以前よくカラスミをお土産に頂いていたのですが、その時にカラスミの美味しさに目覚めたのでした。

こちらのお店で試食のカラスミが美味しかったので大きめサイズを1,000元でお買い上げ♪

さらに歩くと二二八記念公園があります

1947年2月28日、
やみタバコを売っていた本省人(台湾にもともと住んでいた人達)の女性が

外省人(台湾に流入した蒋介石率いる中華民国軍)取締官に暴行を受け、

それに抗議した群集の一人が射殺され、大規模なデモに発展。

最終的に蒋介石による武力鎮圧によって多くの犠牲者を出した228事件へと発展したと言う悲しい過去があるそうです


このような悲しい歴史を忘れないために開かれた記念館が園内に静かにたたずむ228記念館とのこと。

今では台北市民のオアシス的セントラルパークとなっており、太極拳を楽しむ人の姿も見られます。

二二八公園を抜けると台北のシンボル、中正紀念堂まではすぐ。

約26万uという広大な中正紀念公園のなかに元総統の偉業を記念する中正紀念堂と国家戯劇院と国家音楽廰があります。

バカデカイ門をくぐって中正記念堂までは歩いて10分くらい必要。

えっちらおっちらと90段(蒋介石元総統が1975年に亡くなった時の年齢)の階段を上がっていきます。

2階のフロアには蒋介石元総統のブロンズ像が安置されていて、その両脇には直立不動の衛兵が見守っています。

暑さ対策だと思うけど、扇風機が当てられてたのがちょっとお茶目な感じ(笑)。

近くの団体さんに説明してたガイドさんの話では彼らは22歳らしい。若っ!

1時間ごとに衛兵の交代式が行なわれるので見学。

銃を投げ合って交換したりと、一糸乱れぬパフォーマンスが繰り広げられます。

新しい衛兵さんはいっこく堂に似てた(笑)。

ランチは世界的に有名な“鼎泰豊”本店。

高い割りに大したことないorやっぱり美味しい!など賛否両論ありますが、やっぱり台北に来たら鼎泰豊に行っておかないと!

お店に到着したのは11:30頃。がっ!既にお店の前には黒山の人だかりです(ゴールデンウィークだから?)。

お店の前のスタッフに人数を告げて番号の記載された伝票と日本語メニューを受け取ります。

この時点で我が家は20番目でした

夫とメニューを見ながら伝票に食べたいものをチェックして待っていると、しばらくして店員さんが伝票だけ先に持っていかれました。

しかし店頭にある電光掲示板を見ていてもなかなか順番が進まない。

どうやらツアーの団体さんが大量に押し寄せているらしく、個人のお客さんのほうは後回しっぽい。

ただ順番に列を作って並ぶわけではないので、しばらくアチコチをうろうろしたりしながら時間をつぶしました。


やっと我が家が呼ばれたのが1時間後。

3階の4人がけのテーブルに案内されました。合席じゃなくてホッ!

我が家がテーブルに着くと小籠包の美味しい食べ方の説明書を店員さんが持ってこられました。

まずは台湾ビール100元で乾杯♪

ほどなく注文した小籠包170元、陽春麺(タンメン)50元、海老炒飯150元、がやってきました。

湯気のたった小籠包は見るからに美味しそう〜♪

まずは味を確認する為に何もつけずに小籠包をパクリッ!

口の中を火傷するほどアツアツではないけど、猫舌の私にちょうど良いくらいの熱さ。

これだけでも十分美味しいけど黒酢と醤油に生姜の千切りを併せて食べると何個でも食べられそう!

タンメンは日本だと野菜がたくさん入った麺だけど、こちらは具のまったく入ってない麺のことらしい。

スープ代わりにちょうどいいです。我が家でヒットだったのが海老炒飯。

黄金色に輝いて海老が信じられないくらい大量に入っています。海老好きにはたまらない一品♪


これらを食べ終わった頃に店員さんが伝票をチェックして『デザートを持ってきますね』と声をかけてくれました。

あんまんとゴマまん(各35元)を注文していたのですが、この調子だとまとめて持ってこられるかと思ったら、

ちゃんと最後にアツアツを持ってきてくれたのは嬉しい(日本なら当たり前なんだけどね)。

あんまんも美味しいけど、特にゴマまんの餡が香ばしい!皮もふかふかですっごく美味しかった!

今回のお会計はトータルで540元。日本円にすると約2,000円だから、日本人の感覚からすると安いわよね。

店員さんもキビキビしてるし、お化粧室の前で並んでたら『コッチコッチ』と店員さんが従業員用らしいお化粧室に案内してくれた。

一瞬心配したけどウォシュレット付きの綺麗なお化粧室。

手を洗うのはココと身振り手振りで説明してくれる態度も好感が持てました。

実は横浜高島屋の支店で食べた時は全然だったのであまり期待してなかったんだけど、やっぱり本場は美味しい。

日本人が安心して利用出来る小籠包屋さんという雰囲気でした。

鼎泰豊でランチ後、向かった先は『ice monster 冰館(ビングァン)』。台湾では知らない人はいないというくらい有名なかき氷屋さんです。

鼎泰豊から2分ほどの場所にあるので食後のデザートにピッタリ!

ここも行列が出来てたけど鼎泰豊に比べたら楽勝!並んでるとかき氷が飛び散ってるのか少し涼しげです。

店頭には商品の写真があり番号がふってあるので注文も簡単。

チョイスしたのはモチロン一番人気のマンゴーかき氷150元(約550円)。4〜10月の限定商品です。

写真だとピンとこないかもしれませんがメッチャ大きい。店頭には予備のスプーンが置いてあるので夫とシェアします。

まだマンゴーが出始たばかりで、あんまり甘くないかな〜と心配しましたが十分に甘くて美味しい〜♪

マンゴーかき氷の上には練乳と特製シロップそしてマンゴーアイス。

マンゴーアイスと一緒に食べるとマンゴーの甘酸っぱさが口の中に広がって清涼感満点。

かき氷のアロマテラピーや〜♪(by彦麿呂風)

周りを見渡してもほとんどの人がマンゴーかマンゴー&イチゴ&キウィの3点盛りのかき氷を食べています。

ちなみにこちらのお店ではマンゴーを仕入れた後、すべての甘さをチェックして

一番甘いものをかき氷の上に乗せる果肉用に、他はシロップ用にしているそうです。

マンゴーアイスも新鮮なマンゴーで作られてるとの事で納得。

このかき氷を食べる為にまた台北に行かなくっちゃ!と思わせる一品でした。

一旦ホテルに戻って休んだあとは再びお出かけ。

またまたタクシーでお出かけしたのですが、このドライバーがちょっと切れ気味(汗)。

運転も荒いし、この時ちょうど雷がなった事もあり奇声を上げたりしています(怖い〜)。

なんとか目的地に到着した時は胸を撫で下ろしました。

さて台湾に来た目的のひとつは中国茶の購入。今回は『新純香』にお邪魔です。

こちらでは色々なお茶の試飲をさせてくださるので中国茶初心者にも安心とのこと。

ゴールデンウィークという事もあり店内は平日の夕方にもかかわらずお客さんで大盛況!

店内はたくさんの茶器と茶葉でワクワクします♪

まずはお茶のメニューから飲みたいお茶を選んでいきます。

試飲の順番としては龍井や文山包種茶のような軽いお茶から始めて、

東方美人のような発酵度の高いお茶を最後に飲むほうがいいらしい。

日本語の上手なお嬢さんが蓋椀を使ってお茶を淹れて下さいます。まずは文山包種茶をチョイス。

緑茶に近い感じの爽やかなお茶で美味しい!

上海で購入した金萓茶が美味しかったので淹れてもらいましたが、ここのはあまり感動がなかった。

四季春や高級茶葉の梨山などを頂いて、途中から若者のカップルと合席になりました。

東方美人はランクの違うお茶を2種類頂いたけど、お高いほうが美味しいのがよく分かる。

ちなみに試飲の度に新しいお茶のパックの封を切って淹れて下さいます。なんて太っ腹なんでしょう!

こちらでは試飲にもかかわらずお茶請けが豊富なのが嬉しい。

茶梅やパイナップルケーキはもちろん椎茸チップや舞茸チップがめちゃイケル!

結局、文山包種と四季春、そして東方美人をお買い上げ。

急須やお茶請け等も購入してトータルで3,100元でしたが、台北ナビのクーポンで5%引き。

サービスで手作りの紅茶クッキーと茶匙を頂いたので、すっかりこのお店が気に入ってしまいました。


2日目のディナーは台湾料理の名店「青葉」が40周年記念で2004年の4月にオープンした『AoBa』。

店内は暗めでシックな雰囲気。台湾料理のお店というと庶民的なイメージがありますが洗練された内装です。

最初はアラカルトでお願いしようと思いましたが、

二人用のコースの中に私が食べたかった料理が含まれていたのでこ今回はコースを注文しました。

ちなみにこのお店には日本酒バー?と思うほど日本酒が充実しています。

わざわざ台北で日本酒?という気もしますが、台北在住の日本人にはありがたいかも。

※2人用メニュー※

中華風海鮮サラダ
豚の角煮
からすみチャーハン
海老と松の実炒め
沸跳びスープ
杏仁豆腐。


台湾創作料理という感じで、我が家的には少し味付けが濃かったけど全体的に上品で美味しいです。

豚の角煮に添えられたパクチーだけは余計だったけど(汗)。

この中で一番食べてみたかったのが「坊さんが飛んで来るほどに美味いスープ」から名前がついたと言われている沸跳びスープ(佛跳牆)。

具はナマコ、アワビ、クリ、紫芋、豚のアキレス腱、豚足を鶏スープをベースに煮込んだ豪華なうえに手の込んだスープです。

見た目グロイ感じのものもあるので一瞬引く感じですが、体には良さそうな味でした。

デザートの杏仁豆腐を頂いたら、もうお腹がはちきれそう!でもコースにしたおかげで色んな味が楽しめてよかったかな。

今回のお会計はビール2本を加えて2,145元。

こんなに食べて二人で約8千円だからリーズナブル!

台北が初めての(我が家のような)日本人でも安心して利用出来るお店でした。


夕食を済ませた後は念願の夜市へ出没!タクシーで士林夜市にお出かけしました。

ここは台北の夜市を代表する存在。

洋服や靴などのファッション系が他の夜市より充実しているらしい。

モチロン食べ物の屋台も豊富とのこと。

ちょっと街中から遠いのでタクシー代は20元。タクシーを降りると、そこは人・人・人の嵐。

洋服関係のお店では1枚100元(400円弱)の商品がズラリ並んでいたりとエキサイティングな感じ♪

約30年前から営業している元祖雪片冰のお店『辛發亭』へ。ここもたくさんの人で大賑わいです。

雪片冰とは牛乳で作った氷を使って、かき氷にしているという代物。

防腐剤や人工色素などの添加物は一切使用していないとの事なので自然の味が楽しめそうです。

今回は珈琲雪片(50元)と抹茶雪片(55元)をチョイス。

コーヒー雪片のほうは下のほうにミルク雪片が入った二層式。チョコチップとコンデンスミルクがかかってます。

抹茶雪片は抹茶と牛乳を最初から混ぜて作ってるのでフワフワ〜。

アンコも程よい甘さで抹茶との相性もバツグンです。

今回はお腹いっぱいだった事もあり、珈琲雪片のほうがサッパリと頂けました。

今日は充実した1日♪