2007.12 関西旅行記1日目その弐



国内線ファーストクラスで頂いたのは軽食だったので(笑)遅いお昼を食べようと徒歩で移動。 鴨川を越えてしばらく歩くと・・・ 麺処『ひさご』。
麺処でありながら、京都で“親子丼”といえば“ひさご”と言われるほど有名なお店で、お昼時&夕食時ともなると長蛇の列が出来てしまうらしい。
今回は夕食を遅い時間に予約してることもあって3時頃に訪問。
さすがにお客さんも3組ほどで、その内の2組は外国人のお客様でした。
店内はアットホームな雰囲気。
とりあえず親子丼(980円)を注文すると『山椒をおかけしてもいいですか?』と店員さんが確認してくれます。
ただちょっと前まで892円だったはずなのに、いきなり100円アップとはこれいかに?
お新香は付きますがおつゆは無し。
茶碗よりは大きく、丼と言うには一回りほど小さい器の親子丼です。
京風のうどんだしでつくる親子丼には丹波の地鶏が使われていますが、特筆すべきは卵のふわふわ感。
表現が難しいけど、炒り卵のめっちゃ柔らかい感じ?
生っぽくなく固すぎずトロリと良いとじ具合。
九条ネギともマッチして、それを山椒が引き締めています。
あっという間にペロッと完食。
親子丼にしたらちょっと高いかもしれないけど、この界隈は高級なお店が多いからリーズナブルに感じるのかもね。
行列してなかったらまた食べたいと思う親子丼でした。
どんよりとした曇り空ですが、食後のお散歩。 石畳の路地に沿って、石垣が塀のように続く石塀小路。
料亭や旅館、町屋が立ち並び風情があります。
人力車も走っています。
情緒満点。
豊臣秀吉の妻、ねねのゆかりの高台寺と圓徳院に沿っているので、この名がつけられたらしい。 高台寺向かいの『都路里(つじり)』。
呼び込みしてたので空いてたみたいだった。
今は閑散期だから本店もきっと空いてるよねー、とここは素通り(あとで失敗だったことに気付く)。
八坂神社へ向かいます。
祇園祭の舞台としても有名な神社です。 屋号がほとんどな提灯の中で、なぜか目立つ家田荘子(笑)。 西楼門。
朱塗りの門は遠くからでもかなり目を引きます。
四条通りの祇園辻利。
1階は宇治茶の老舗で2階は茶寮都路里になります。
ここで一服・・と思ったら1階にまで人が並んでるし〜。
高台寺店で入っとけば良かった・・・。
♪京都、先斗町に降る雪も〜(古っ!) 京都の台所、錦市場をぶらぶら。
京とうふ藤野の姉妹店『こんなもんじゃ』。
豆腐ドーナッツが有名なお店です。
出来立ての豆腐ドーナッツは10個でなんと200円。
この日はすぐに購入出来たけど、翌日この前を通ったらすっごく並んでた。
さっそくお部屋に戻って、ほうじ茶と一緒に頂きました。
ほわほわふかふかで、優しい豆乳の風味が広がります。
一口サイズなのでぱくぱくいけちゃいます。
ホテルの中庭?
夫が到着したので今夜の食事処へ。
京都国際ホテルと京都全日空ホテルの裏手にぽつりとある『蜂巣(はちす)』。
予約の電話をした時の対応もとっても良かったので、期待を膨らませての来店でございます。
カウンター7席と奥の2テーブルのみ。
こじんまりとしたお店ですが清潔で明るい雰囲気です。
定番のメニューに加え、本日のお勧めなど。
カウンター席の前には大きな器に盛ったおばんざいがズラリと並べられていて悩むー。
こちらはお通し(というよりは立派な前菜ですね)。
冬場は必ず出しているというとろろ汁は体が温まって最初からいい感じです。 4種類ほどの小さなお料理が並べられてワクワク♪
葉っぱで隠れてるけど、柿とカルピスバターの組み合わせは新しい発見!
お刺身も色々と取り揃えてあったので、まずはお勧めのヒラメ。
鮮度がよくて美味しい。
よこわ。
最初どんな魚?と思ったら関東ではメジマグロと呼ばれている魚です(関西出身の夫は知ってたけど)。
身が柔らかく脂がのってめちゃウマー!
おばんざいからは奥様の説明を聞きつつ筑前煮をまずはチョイス。
おばんざいはどれも一工夫あります。
ちょっと見クリームシチューみたいだった野菜(白菜や油揚げなど)の豆乳煮。
ポン酢を少し垂らして頂きます。
奥様が『汁物なので2つに分けておきました』と銘銘に作ってくれました。
この器で半人前だけど、しっかりした量で嬉しい。
丸大根の煮物。
ブリの出汁で煮込んだ丸大根ですが、生臭さは一切無くて美味しい!
この時期にしか食べられない“かぶら蒸し”。
絶品です!
ここのお料理には日本酒よね〜と店名と同じ“蜂巣”という日本酒を注文したら、このような冷やした竹筒に入れられて出てきました。
風流だわね〜。
イベリコ豚の朴葉味噌焼き。
味噌の香ばしさと豚肉がマッチしています。
お茶漬けっぽいけど梅雑炊。
1人前をお願いしたら、こちらも食べやすいように半分ずつ分けてくれました(お新香も銘銘にセットしてくれて涙ちょちょ切れ)。
かなりアッサリしたサラサラの雑炊で最後の〆にピッタリ!
お店のお化粧室に飾ってあった書に思わず見入ってしまった私。
日頃から感謝の気持ちは言葉で表さなければ・・と思っていますが、ふいな親切に対して『すみません〜』とついつい口にしてしまいます。
さらっと『ありがとう』の言葉が言えるようになりたいものです。
2人で生ビール2杯、日本酒2合に上記のお料理を頂いて11,000円だからかなりリーズナブル!
この日は伺った時間が遅かったせいもあって我が家以外は奥のテーブルに1組のみでしたが、1ヶ月以上前に予約でいっぱいの日もあるそうです。
ご主人も奥様もとても気さくな方だし、おばんざい以外の料理も正統派でした。
帰る時も2人揃ってお見送りして下さったりと、最後まで本当に気持ちの良いお店。
久し振りに値段以上のお料理と心遣いを頂いた気がします。
ここはまた絶対に行きたい!
お部屋に戻ってから備品をリクエスト。
各種枕・バスローブ・化粧品・ジョギングウエア&シューズ・ビデオデッキ・ズボンプレッサーetcがあったので、低反発枕とバスローブ、男性&女性用の化粧品(KOSE)を持ってきて頂きました。