2009.12〜2010.1 関西旅行記その壱



今年の年末年始は夫の実家へ。
年末は対象になりませんが、お正月三が日は高速道路の休日割引1,000円が使えることもあって、久し振りに車で帰省することにしました。
朝6時までに高速に入ると夜間割引が適用されるので自宅を5時に出発。
混雑はまったくなくて7:30頃に最初の休憩。
寒かったので朝からおでんです。
静岡エリアだからか、カラシじゃなくてお味噌付き。
養老SA(11:00AM)。 小腹が空いたので玉子と蒟蒻の味噌煮込み。
見た目よりあっさりして美味しい。
横浜町田〜京都間の高速料金は6,600円(夜間割引適用)でした。

寺町商店街にある『スマート珈琲店』に到着したのは13時頃。
創業1932年の老舗喫茶店ですが元々は『スマートランチ』という店名で洋食屋さん的な存在だったらしい。
今でも洋食メニューを出していますが頂けるのはランチタイム(11:00〜14:30)のみ。

お店の外まで行列が出来てる〜。
しばらく並んでいるとお店の方が喫茶かランチかを確認にいらっしゃいました。
1階の喫茶ならすぐに入れるけどランチがかなり混雑している様子。

訪問日は年内最後のランチ営業の日(喫茶は無休)だったので、この日を逃すと次いつ来れるか分からない。頑張って待つことにしました。

列が進み店内に入ると1階の喫茶室のテーブルでもランチ待ちの方が大勢待っていることに驚愕!
前に並んでいたおばちゃんが『この前テレビで紹介されてたかしらね〜』と話してらしたので、そのせいもあったのかも。
まあ寒い外で長時間待つよりは店内のほうが楽だけどね〜。

結局1時間近く待って(汗)ようやく2階へ案内されました。
1階は喫茶店という感じだったけど、こちらは洋食屋さんという雰囲気が漂っています。

待ってる間にオーダーを取ってくれるので、席に着くと5分もたたずにお料理が運ばれてきました。
名物のスマートランチは
クリームコロッケ・エビフライ・ハンバーグステーキ・ポークカツ・ベジタブルオムレツ・ポークソテー・チキングリル(香草風味orトマト)・チキンカツ・本日の1品から2種類チョイス(ライスorパン付き)で980円。

私はハンバーグとクリームコロッケ。
すべてのランチに野菜サラダとマカロニサラダが添えられています。
ハンバーグもコロッケも丁寧に作られてる感じで美味しい。

夫はポークソテーにチキンカツ。
こっちも味見させてもらいましたが、ポークソテーは普通だけどチキンカツがすっごくジューシーでうま〜い!

食後は1階の喫茶メニューから名物のホットケーキ(550円)を。
こちらは前もってオーダーしておいたので食後のコーヒーと一緒に持ってきてくれました。運ばれてきた瞬間、ミルクとバターの良い香り♪
厚みのあるホットケーキはふかふか〜。シロップも添えられていますがバターだけでも十分美味しい。
このホットケーキを食後に注文された方がいらしたんだけど、これから焼くので少々時間が必要だと案内されてました。なので食後のホットケーキは早めのオーダー必至。

食後のドリンクは220円で珈琲・アメリカン・カフェオレ・紅茶(ホットorアイス)から選べます。喫茶のホットケーキセットは900円なのでランチと一緒にオーダーするほうがちょっとお得。
ちなみにカフェラテとカフェオレの違いですが、カフェオレは普通のドリップコーヒーとミルクが半分ずつに対してカフェラテはエスプレッソ20%温めたミルク80%の割合で作られています(あとカフェオレはフランス語、カフェラテはイタリア語)。
なので今回頂いたカフェオレはとってもマイルド。

夫は珈琲。コーヒーカップのデザインも趣きがあって素敵ですね。
さすがに1時間待ってまで食べたいランチかと聞かれれば・・・ですが、観光地・京都でリーズナブルで美味しいランチを頂けるのですから行列するのも頷けます。でもこんなに待つのはコリゴリなので次の機会があれば11時に行くようにしよう(笑)。

京都のお宿は以前から気になっていた京都ブライトンホテル。
近くに京都御所がある関係で高層の建物を造ることは出来ないらしく、こちらのホテルは6階建て。でもご覧のように吹き抜けになっていて奥行きがあるのでけっこう広い。各階の廊下の四方からロビーを眺めることが出来ます。

楽天トラベルからスーペリアツインのお部屋を1泊2万円ポッキリで予約していましたが、1階のフロントでチェックインするとリニューアルしたエグゼクティブルームを用意して下さったとのこと♪

私たちのお部屋は最上階の6階です。

ではエグゼクティブルームをご紹介していきましょう♪

ドアを開けると右手には飾り棚があり、お部屋毎に違う京都弁が書かれているようです。
私たちのお部屋は“ほなおおきに”。大阪弁のおおきに!とは違う言葉に感じるのは私だけかしら(笑)。
その隣にはクローゼットと棚が並んでいます。

和紙を外すとお抹茶セット。
抹茶の粉は有料(200円)ですが、とっても気が利いてます。

クローゼットの中にはバスローブに体重計、竹踏みが入ってました。
クローゼット隣の引き出しを開けると 洋酒がいっぱい並んでいます。

グラスは3種類。ワイングラスとビールグラスとウイスキーグラス?
白い角皿もあるのでスイーツ買ってきてお部屋で食べるのもOK。
気が利いてます。

湯呑みは2種類あるので、どれを使おうか悩みます。

セーフティーボックス。 コーヒーカップはあるけどドリップコーヒーは有料。
冷蔵庫にはドリンク類が入っています。

ベッドはフランスベッドと共同開発の「ドリームジャーニー」。
やや固めのベッドで寝心地は良かったです。最近流行りのハリウッドスタイルなのでピッタリくっつけられてるのがちょっと不満(笑)。

窓側には大きめのリビングソファ。
ベッドとソファの間には空気清浄機付き加湿器。この時期の必需品です。

ソファの向かいにはライティングデスクがありインターネット接続も無料です。
また食事をするためのダイニングテーブル代わりにもなるのでルームサービス頼んでも良さそう。

封筒や葉書などの入れ物もオサレ。
京漆器の老舗『象彦』作のオリジナル手許箱です。写真では黒っぽい色に見えますが(うるみ)という色だそう。

壁掛け式のテレビは角度を変えることもできるので、ベッドからもリビングスペースからもテレビが見られます。 バスルームは洗い場のあるタイプ。

シンク。
お部屋がスペースを取っている分、バスルームはコンパクトにまとまってる感じ。

バスタオルやハンドタオルは4セットずつ。

アメニティ類は引き出しの中に納まっています。
一般的なアメニティに加え化粧品類は何故か男性用のみ(女性用も言えば貰えたのかも)。バスソルトは2セットありました。

ドライヤーはパナソニックのマイナスイオンシーンターボ。

シャンプー類はブライトンオリジナルですが意外に仕上がりが良かった。
容量も60mlと多めだったのでお持ち帰り(これが後で役に立ちました)。

何より気に入ったのがお風呂。
ひょうたん型の広いバスタブは足をのばしてゆっくり浸かれるしバスピローも完備。

この枕がバスタブの縁にしっかり固定出来るので、のんびりバスタイムが楽しめます。そして地下天然水のお湯が柔らかくて気持ちのいいこと!
『ここのお風呂は何度でも入りたい』とお風呂がそれほど好きじゃない夫も絶賛してたぐらい。
可動式のシャワー以外にレインシャワーもあり。 スリッパはふかふか〜。 お寝巻き。

無料のティーパックはほうじ茶に煎茶が各2パック。
早速ほうじ茶を頂きます。

夕刊も届けられました。 京都の夕暮れ。

昨年11月頃、何気なくテレビを見ていたら女優の松下奈緒さんが京都の日本料理屋さんを訪れていました。
お店の雰囲気は素敵だけど、それほど敷居は高くなさそう。年末は大阪へ帰省することが決まっていたので早速予約の電話をした私です(笑)。

京都ブライトンホテルから徒歩で15分ほどの住宅街にひっそりと佇ずむ『京夕け善哉(きょうゆけ よきかな)』。
表通りの看板からお店までは細い路地を通っていきます。

玄関を開けると目に付くのがこの花鉢。
そう、こちらは関西版ミシュランで一つ星の名誉にも輝いています(これも行きたかった理由のひとつ・笑)。
お店に入ると和服姿のまだお若い女将さんが出迎えてくれました。

お座敷はすべて埋まっていたようで今回はカウンターで、1人前5250円の雪哉コースを頂きます。

中は和のテイストをうまく活かしたインテリアで綺麗。
板前さんの仕事を目の前で観察出来るのも楽しい。

まずはビールと一緒に先付けを。

メモを取っていないので詳しく覚えてませんが(汗)白子のすり流しだったかな。

続いて前菜。
プチ鯖鮨や白和え、煮こごり、ナマコ酢など。

ナマコって自ら注文したこと無いんだけど、ここのナマコはすごく柔らかくて食べやすかったです。

綺麗なお椀です。

河豚、白子付きのお椀。
上品な薄味で美味しい。口がサッパリしますね。

マグロに鯛、イカのお造りは普通。
やはり日本料理には日本酒よね〜、と京都の純米酒をリクエスト。
『金閣』と『丹山』を頂きましたが丹山のほうが好みでした。

焼き物は(多分)あま鯛。
これといった特徴はないけど日本料理の王道といった安定感のあるお味。

煮物の器も綺麗〜。 海老イモをすりつぶして揚げたものに葛餡がかかっていて美味しい。

お食事。
普通にご飯に味噌汁と香の物ですが、土鍋で炊かれたご飯が香ばしい。
お味噌汁は信州味噌かな?ちょっと独特だけどコクがあります。

お代わりも勧められましたが、さすがにお腹いっぱいでお代わりは断念。

ラストのデザート。 冷たい水菓子かと思いきやアツアツの柚子豆腐。
柚子の葛餅という感じで、ふーふーしながら頂きました。

周りにお客さんがいらっしゃらなくなったのでしばし女将さんとお喋り。
こちらのご主人と女将さんは日本料理の老舗『鳥居本』で板前、仲居として働かれていてご夫婦に。
お店をオープンしてから今年の春でまる三年になるそうです。

『良くある話ですよね』なんておっしゃっていましたが、3年弱でミシュランの★が貰えるのはそんなに良くある話じゃないと思います。
おまかせで頂いたお酒もリーズナブルで、思ったよりお安い金額で済んだこともポイントアップ。
ホテルまで徒歩で帰る私達を女将さんが通りまでお見送り。
曲がり角のところで振り返ると、そこにはまだ女将さんの姿がありました。
また絶対にお邪魔しますね♪