2009.1 九州縦断 鹿児島〜熊本



チェックイン時に2日分の朝食代を支払っていたので、今朝も『カフェレストランSUNDAYS』へ。
2日も続いてこんな朝食だと、ちと悲しい・・。 でも窓側のテーブルだったので、猫ちゃんが遊んでる様子を見ながら頂けました♪
10時にチェックアウトして、夫は空港行きのバス。私は鹿児島中央駅に行くために市電に乗ります。 ちなみに鹿児島駅と鹿児島中央駅は別方向なので、乗車時には注意が必要です。 10分ほどで鹿児島中央駅に到着。
九州新幹線“つばめ”。
2011年に全線開通予定ですが、鹿児島から熊本県・新八代までの一部区間のみ既に営業を開始しています。
全線開通してから乗ればいいや〜、と思っていましたが、せっかく鹿児島に来たんだから・・・とお初の九州新幹線“つばめ”に搭乗!!
自由席の車内。
シートは花柄だけど落ち着いた色調です。
こんな感じで向きも変えられるので、団体さんだと楽しそう。
テーブルや手すりは木目調。
飛行機みたく手すりの所からテーブルを出します。
私が乗ったことのある“のぞみ”や“ひかり”とは一味違う雰囲気。
せっかくなのでビールとクラスJで頂いたお菓子を添えてみました(笑)。 たった45分で新八代駅に到着。ここで特急電車(リレーつばめと言うらしい)に乗り換え。
こちらも自由席ですが、けっこうゆとりのある車内です。 新幹線では車内販売がありませんでしたが、リレーつばめ内ではお弁当や各種グッズも販売しています。 でも熊本までは20分ほどの乗車なので、ホントにあっという間。ずい分早くなったもんだ。
まずは“びぷれす熊日会館”へ。
ショッピングモールやホテル日航熊本、美術館などの施設が入っています。
今回のお目当ては熊本市現代美術館、3階ギャラリーで開催されているアラーキーこと、荒木経惟氏の写真展『熊本ララバイ』
“本展は熊本市現代美術館のみの開催で他館への巡回はありません”
との誘い文句に釣られてしまいました(笑)。
「センチメンタルな旅 冬の旅」の抜粋や、太陽賞を受賞した「さっちん」の未出展作品「さっちんとマー坊」など。
もちろんエロチックな写真も多数あり、植物や食べ物までもエロチックだったりする。
でも一番心に残ったのは2007年以降に生まれた赤ちゃんと母親を熊本で撮影した《母子像》シリーズ。
お母さんと赤ちゃん共にすっぽんぽんなんだけど、どの母子も幸せに満ち溢れてる様子が写真からビシビシ伝わってきました。
見学後は熊本市現代美術館内の
Cafe de Regal(カフェ・レガル)でランチ。
ちなみにこの美術館、企画展示以外は無料。美術図書室でもあるホームギャラリーや子ども用アトリエなどもあるので一般の方も普通に利用出来ます。
ただ入りづらいのかお昼時にもかかわらず、お客さんは少なめ。
店内は天井が高くて開放感があります。
ランチメニューは豊富。
その中から“本日のランチ”をオーダーするとスープとサラダが運ばれてきました。
スープは色々な野菜がふんだんに入っててウマー。
この後のお料理に期待が高まります。
なんとなーくワインが飲みたい気分になったので
グラスワインの白(450円)をオーダー。
辛口のイタリアワインでパンとも合う合う。 この日のメインは豚バラ肉の赤ワイン煮。
お肉はじっくり煮込まれててホロホロ〜。
また添えられてる蓮根や人参、エンドウなども野菜の味がしっかりしてて美味しい!
けっこうボリュームあり。
デザート&コーヒーも付きます。
デザートのケーキもシンプルながら、ちゃんと作ってる!と感じられる味。
かなり満足いたしました。
しかもこのランチコースはなんと1,000円ポッキリ!!
スタッフさんの感じも良いしレベルの高いランチでした♪
街中から日本三大名城のひとつ熊本城を臨めるのがこれまた贅沢。 実は城好きだったりする私。
熊本城は何度か訪れたことがあるけど、以前来たのは10数年前かな〜。
昨年、本丸御殿が復元されたこともあって久し振りのお出かけです。
入場料は500円。
入口では『一口城主制度』の案内があり、一口1万円で城主になれるとの事。熊本城復元整備事業の財源に全て充当するそうですが城主になると「城主証」が貰えて「芳名板」に名前が記載されます。
また1口につき1年間の城主パスポートが貰えるので、この期間はお城の出入りが自由らしい。
今年の1月1日から受付が始まったばかりなのに既に申し込みが約1万件、金額も1億円を突破!
道を歩けばお殿様に当るかも(笑)。
熊本城の特長ともいえる石垣。
下部はゆるやかな傾斜で上部に向かうほど急な角度になる独特の造り。
一見したところ登れるように見えますが、上にいくほど反り返るので登ることはできません。
城に侵入しようとした敵の武者を返してしまうことから武者返し(むしゃがえし)という異名をもつようになりました。
天守閣入口そばのお侍さんはあまりやる気無さそう(笑)。 天守閣内で熊本城にまつわる歴史のお勉強。
熊本城のレプリカ。 肥後歴代藩主の武具や調度品など。 天守閣から。
城内の一部では現在も工事がおこなわれていますね〜。
敷地内に1877年の西南戦争で焼失した本丸御殿大広間が130年振りに蘇りました。
まだ新しい建物の匂いを嗅ぎながらの見学です。
本丸御殿の大御台所では熊本藩士のレシピ帖から考案された本丸御膳(3,000円)を頂く事も出来ます(希望日の5日前までに要予約)。 長い渡り廊下。
出来て間もないので新築の匂いがします。
ボランティアの方が御殿の説明をして下さいます。ほほ〜。 こちらは本丸御殿最大の見所となる場所で、最も格式の高い藩主の居間「昭君之間」。
床壁、襖、格天井に描かれた金碧障壁や細工はどれをとっても本当に豪華。
こちらは天井の細工。
寝ながら眺められますね。
その後「家老之間」やお茶室である「数寄屋」などを見学して終了。
なかなか見応えがあって充実した時間を過ごせました。