2009.GW シドニー旅行2日目



エグゼクティブラウンジでの朝食は平日6:30~、週末7:00~のオープン。

サーモンやハムなどはあらかじめセットされていてパンは数種類。

温かいお料理(ベーコン・スクランブルエッグ)などもあります。 

レストランで頂くほうが断然種類豊富だけど時間の無いときはラウンジのほうがささっと済ませられて簡単です。


シドニーには何度も来ていますが、日本の夏、つまりオーストラリアの冬に出かけることが多かったため、

今まで世界遺産であるブルーマウンテン国立公園には訪れたことがありませんでした(だって寒そうなんだもん)。

でも今回は季節的には秋。そこまで寒くなさそうなので“Jさんのツアー”の半日コースに参加することにしました。

大人55ドル×2名(クレカ請求額 7,780円)。

当日は7:15AMにお迎え予定でしたが、約束の時間より10分ほど遅れてオージーのガイドさんが到着。

挨拶後に夫がマイクロバスに乗り込もうとすると、このガイドさん、

いきなり夫の腕をむんずとつかみ(引き摺り下ろすような感じで)『レディファースト!』と私を先に促しました。

もちろん女性や子供を優先する事自体悪いことでないと思うけど、

いきなり腕をつかむ行為ってどうなの?と逆に不快に感じてしまった私。

シドニー市内からは1時間30分ほどでブルーマウンテンの展望台、エコーポイントに到着。

ツアーを申し込む時に一番心配だったのはやっぱりお天気。

シドニーの週間天気予報をチェックしてこの日にしたのですが、天気予報通りのピーカン♪

オーストラリア大陸東側を南北に走るグレート・ディバイディング山脈の1部、

1436平方キロに渡って広がる地域がブルーマウンテンズ。

元々は違う名前で呼ばれていましたが、ユーカリの葉から蒸発したオイル成分で、

この辺りいったいが青みがかって見えることからブルーマウンテンズと呼ばれるようになりました。

世界遺産に登録されたのは2000年です。

この日は若干青く見えるかな~という印象でしたが、夏場のほうがより青く見えるそうです。

一面に広がるジャミソンヴァレー。そしてその谷底にそびえ立つ“スリーシスターズ”と雄大な景色が広がります。 

アボリジニの昔話では、この3つの岩は3人の姉妹だったそうです。

この3姉妹が隣の部族である3人の戦士に恋してしまったのですが、

その時代の法律で隣の部族の人とは結婚できませんでした。

そこである魔法使いが戦争中に彼女達を守る為に3姉妹を岩に変えてしまいました。

しかしその魔法使いも戦争で亡くなってしまった為に誰も呪文を解けずに今に至るそう。

うっ・・・悲しいお話でしたね(他の説もあるけど)。


その後、ブルーマウンテンズを満喫出来る『シーニックワールド』へ。

まずは空中ケーブル・スカイウエイに乗車します。

向かって左側にはスリーシスターズ、右側には滝(水は少なめでしたが)と、

どの位置からでもブルーーマウンテンズの眺望を楽しめます。

しかも床までスケスケ(笑)。

その昔、石炭を運ぶために使われていたという、

最大傾斜が52℃(ギネスにも認定)のトロッコに乗車します。

ほぼ立った状態で降りていきますがスピードは早くないのでスリルはない(笑)。

写真も普通に撮れます。

トロッコを降りて遊歩道をお散歩。途中に昔の炭鉱跡などもありました。

10分ほどでロープウエイの乗り場にたどり着くので、ここから再び崖の上に戻ります。

ちなみに、この3つの乗り物はツアー代に含まれていないので1人25ドル別途必要でした。

その後、いくつかの見所を回って最後に連れて行かれたのは

ガイドさん曰く、現地のツアー会社じゃないと行けない穴場の展望台。

舗装されてない道を進んでいくと・・・

270度にわたってブルーマウンテンの雄大なユーカリの谷、

ジャミソンヴァレーの絶景を見渡せる天然の展望台『キングステーブルランド』です。

柵など何もないまさに崖っぷち。

高所恐怖症ではないけど、さすがにこういう危険を感じる場所は苦手。

ガイドさんはこんな崖っぷちで説明してくれますが、私はこれ以上先には進めませんでした(景色はいいけどね)。

さてお初のブルーマウンテンズ。

世界遺産だからもっと感動するかと思ったけど、そこまでの感動は無かったかも。

もちろん見所はそれなりにあるので、一度来てみるのも悪くないと思います。
 

ブルーマウンテン半日ツアーを終えて、市内に戻ってきたのは13:30頃。

ランチもしたいのでガイドさんお薦めのシドニーフィッシュマーケットで降ろしてもらいました。

東京築地についで世界で2番目の水揚げ高を誇るのが、ここシドニーフィッシュマーケット。

手前側の建物は雑然として、いかにも魚市場な雰囲気ですが

一番奥のメインビル(場外市場みたいなの?)へ一直線。

ガイドさん曰く週末は大混雑するから行くなら平日(この日は金曜日)との事でしたが・・・

大混雑やん!

3度目のフィッシュマーケットですがこんなに混んでたっけ?

ランチタイムには遅い時間、しかも平日にもかかわらず屋内&屋外とも空いてるテーブルが見つからないほどです。

なんとか空いてるテーブルを確保して今度は獲物を物色。様々な魚や貝、海老等がずらりと並んで壮観!

海老はボイルしてあるのでその場で食べられますが、さすがに生魚は無理だわね(笑)。

ロブスターもお値打ち価格(と思う)。

またお魚以外にも八百屋さんや酒屋さんもあるので、ワインやチーズなども買うことが出来ます。

グリルコーナーもあるので、アツアツのメニューもあり。

ここでオーダーするとレシートに番号を記入され、出来上がるとその番号で呼ばれます。

ここのマストはやっぱオイスター。

半ダース以上からの購入なので、今回はパシフィックオイスターとロックオイスターを半ダースずつ。

大きさによってお値段が変わってきますが、これは大きめサイズで1ダース15ドル(約1,100円)と激安~!
(マーケット内のレストランだと倍以上してたと思います)。

でっぷりと太ったパシフィックオイスターはアッサリとして日本で食べる生牡蠣に似た感じ。

ロックオイスターは小振りですがミルキーで濃厚な旨みがあります。好みが分かれるところですが私はどっちも好き!

ボイル海老はグラムで買うこともできますが、個数を指定して購入も出来るようなので大きめサイズのを6個オーダー。

今回はオイスターと海老合わせて18.45ドルだったので海老6個で約250円。海老も甘みがあって美味しいー。

そしてオイスターを頂く時は殺菌効果もある白ワインがお薦め。

マーケット内の酒屋さんでキリっと冷えたリースリングを購入しました。

プラスチックカップも置いてあるので、何も持っていかなくても即宴会可能(笑)。

グリルコーナーで購入したフィッシュ&チップス(7.50ドル)はタルタルソースも付けてくれました。

比較対象が無いので分りづらいけど、これソートーでかいです。

オーダー後に揚げてくれるのでアッツアツ。しかも新鮮で美味しい~。

どれも白ワインに合うのであっという間にボトルは空っぽ(笑)。

食事中、お隣のテーブルにいた中国人がお醤油とワサビ使う?と薦めてくれました。

ふと見るとテーブルには大量のマグロとサーモンのお刺身。

中国人って生のお魚が苦手な人が多いと思ったけど、どんどん無くなっていたのでそーとー好きみたい。

お醤油とワサビも持参してたし、きっとシドニー在住なんだろうな。

今回は屋内で頂きましたが、もちろん屋外でも頂けます。

ただしカモメがエサを狙ってるので見張り番は不可欠。

ワンコ連れの人もいて観光客はもとより近所の人にも親しまれてるフィッシュマーケットのようです。

リーズナブルにシーフードを食べたい時はお薦め♪


フィッシュマーケットからダーリングハーバーまで徒歩で10分ほど。

途中酒屋さんがあったのでClare Valleyのリースリングと店員さんお薦めのシラーズを購入(両方とも20ドルくらい)。

このリースリングはフルーティなんだけどキリッと感もあってかなりタイプでした。


シドニーの街ってホント綺麗。

のんびり歩いてたら“ファッ○!ファッ○!”と叫び続けるレゲエのおじさんみたいな人に遭遇(汗)。

ホテルに戻ってしばしお昼寝。

フィッシュマーケットでのランチが遅かったこともあってあまりお腹が空かず。

20時にはオペラハウスでコンサートなので、この日はラウンジで軽めに頂くことにしました。 

日によって多少の違いはありますがサンドイッチにフライ(白身魚やイカ)に春巻きっぽいのなど。

前回利用した時よりおつまみの種類が増えた感じです。

ケーキ類もあったのでアフタヌーンティのケーキが復活したのかも?

ワインを2杯ずつ頂いてお腹もちょうど良い膨れ具合。

ぷらぷらとオペラハウスへ。

残念ながら今回の滞在期間にオペラの上演が無くクラシックコンサートのみでした。

曲目は

ビゼー 交響曲ハ長調
サンサーンス チェロ協奏曲第1番イ短調
ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲

チェロ奏者のアルバン・ゲルハルトがメインのサンサーンス チェロ協奏曲第1番イ短調はなかなか面白かったけど

演奏後に指揮者のジョン・ネルソンと頬をよせあっての抱擁を見たときはちょっと引いた(爆)。




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