2009.GW シドニー旅行4日目



この日は日本から予約しておいたツアーに参加します。

ヒルトンへのお迎えは6:50。日曜日という事もあってレストラン・ラウンジともオープンは7:00~。

なので前日購入しておいたクリスピークリームのドーナツとエレベーターホールに置いてあった青りんごが朝食です。

しばらくはこのドーナツ食べなくていいわ・・・。

シドニーから北へ約200キロ!(大体東京から長野まで)のところにあるリゾート地、ポートスティーブンスへ。

この場所で自分達で計画実行するのが不可能な事を1日で体験できてしまうという

『ポートスティーブンス・エコツアー』に参加します。

人気のツアーとあってマイクロバスは超満員!

けっこう飛ばして約2時間30分でポートスティーブンスのネルソンベイに到着。

シドニー湾の約3倍の広さで、ここに生息しているというおよそ160頭の野生のイルカウオッチングからスタートです。

もちろん野生動物なので見られない可能性もありますが、

今回参加したIEC主催のツアーでは98%の確率で見ることが可能らしい。

250人乗りの大型クルーズ船に乗船。

イルカのご機嫌が良ければ船の間近で遊んでくれるらしく、その場合の特等席は1階の先端、と教わりました。

良い子の私は(笑)しっかり船の先端エリアに陣取ります。

船が出港して間もなく『○時の方角にイルカ発見!』のキャプテンアナウンス。

残念ながらその時は遠すぎてハッキリ分からなかった・・。

クルーズ船はイルカを追って、しばらく湾内をすべるように進んでいきますが、イルカはなかなか表れません。

98%の確率ということは2%は見られないという事よね、と不安になっていたら・・・。

第一イルカ発見♪

これで2%に入らなくて済みました(笑)。

なんと今度はイルカさんが船の真下に潜り込んできました!

まるで船と追いかけっこしてるように凄いスピードで泳いでいます。

イルカも本当に遊んでいるというような表情でめっちゃ可愛い!

本当に楽しくて、かなりコーフンしてしまいました。

帰航までの時間は新たなアトラクションがスタート。

クルーズ船の後部にネットがセットされ、この中で遊ぶことが出来ます。

でも洋服がビチョビチョになりそうなので私は見学のみ。

参加者のほとんどは日本以外の観光客でした。

今回の大功労者、キャプテンです。

この後、キャプテンの帽子を被らせてもらって記念写真を撮ってもらいました。

まずはイルカウオッチング大成功♪


ランチはクルーズ船のキャビンで。 

ブッフェスタイルですが他のツアーの人達は時間をずらしてやってくるらしく、

お料理のセッティングが出来上がると我々のツアーがいっちゃん先に取り放題。

まだアツアツ状態のお料理を最初に頂けるのはいいかも!

ランチはツアーに含まれていますが、無料のドリンクはコーヒー、紅茶に水程度。

アルコールは別料金ですがグラスワインは5ドル。良心的な価格の割に美味しかったです。

こういうツアーの料理にはまったく期待していませんが意外にいける。

出来立てということが大きいと思いますがチキンは美味しいし、サラダのドレッシングも好みの味。

フルーツなんてヒルトンで食べたのより断然ここのほうが甘くて美味しかった。

前夜の高級ディナーより良かったかも(爆)。 

しばらくすると他のツアー参加者が大勢押しかけてきて大混雑。

お料理を取るのも大変そうだったので、一番最初に頂けたことに感謝です。

食後はネルソンベイのショッピングアーケードをぶらぶら。

でも時間のないツアーなので自由時間はほんのわずか。

シドニー市内より断然のどかだし、今度はここに泊まってみたいな。

次の特命は野生のコアラ探し! 

野生のコアラが見られるというスタッフさんとっておきのポイントへ向かいます。

てっきり森の中を散策するのかと思ったら、なんてことない普通の公園(というか駐車場)。

半信半疑のままみんなでコアラを探してると・・・

いたー!!

もちろん最初に発見したのはガイドさんです(笑)。

睡眠中のコアラは動物園で何度かみたことがありますが、このコアラちゃんの寝姿、チョー可愛いと思いませんか?

ガイドさんによるとこの大きさなら生後1~2年程度の赤ちゃんコアラらしい。

けして仕込みのぬいぐるみではないと思います(爆)。

ガイドさんが何かを見つけました。さてこれは何を嗅いでるでしょう?

正解はコアラのウンチ。

でもユーカリしか食べてないので臭くはないらしいです。もちろん私は嗅ぎませんが(爆)。

ウンチを発見したガイドさん曰く、

この大きさのウンチは赤ちゃんのじゃないので、絶対近くにお母さんコアラがいる!と再び散策。

すると木の幹に同化してるコアラ発見!お母さんコアラも睡眠しています。

幹にペッタリしてるので顔がハッキリ見えないのがちと残念ですが

こんな何気ない場所なのに野生のコアラが生息しているって凄いですよね。

野生のコアラ探しも大成功!

野生のコアラを見つけた後は、アナベイの南に広がるストックトン・ビーチへ。

ここで4WDに乗りかえ大砂丘へ!

まさに見渡す限り砂丘~。

海も臨め、左手にはうっすらと虹も見えます。なんとも素晴らしい景色。

約6000年前に出来たといわれるこの砂丘。高いところで約30メートルもあります。 

勾配が激しくサンド・ボーディングには最適とのことで、ここでは童心に帰ってサンド・ボーディングにチャレンジ! 

サンドボード(ただの板)に体育座りのように座って、手は後ろでV字で地面と体のバランスをとる形で滑っていきます。

でもあまりにも激しい急斜面なのでかなり怖い。

しかも前傾になったり後傾になりすぎても危険。背中を押してもらって滑り出すのですが、これがけっこうなスピード。

なんとか気持ちを奮わせて1回だけチャレンジしてみましたが、マジ怖かった~。

けっこう年配の方も参加してましたが、みなさん砂滑りを楽しんでました。我が夫を除いては(爆)。

この砂丘では映画やドラマのロケでも頻繁に使用されています。

記憶に新しいところでは月9で放送された『西遊記』。

三蔵法師一行が天竺を目指し、延々と続く砂漠を超えて旅をする印象的なシーンですが、

ここの砂丘を砂漠に見立てて撮影が行われたそうです。

そうそう約2万年をかけてできたこの白く美しい砂ですが、

なんとワイキキビーチや和歌山の白浜ビーチに輸出されてるとのこと。

あの綺麗なビーチの砂がここのものだったとは!どうりで感触がワイキキビーチと同じだと思った(笑)。


再び4WDに乗って大砂丘から見えたビーチへ。

ここではピピという名の二枚貝を探すのですが海はまさに満潮。

ガイドさんは一生懸命探してくれましたが、さすがに自然の力には叶いません。

唯一果たせなかった特命でした(笑)。

ガイドさんが頑張ってる間、私は潮風に吹かれながらお散歩です。

ここのビーチは海水がほんとに透明で綺麗だし、波が去ったばかりの砂浜には足跡がくっきり。

しかし時間が限られてるので、ここもゆっくり出来ないまま次の場所に移動します。

ツアーの最後は“Port Stephens Winery(ポートスティーブンスワイナリー)”へ。

ワインが美味しいオーストラリアですもの。ワインが無ければ話になりません(笑)。

こじんまりとしたワイナリーでカフェやブリュワリーも併設されていてワイングッズはもちろんのこと、

ドライフルーツやチーズなど、ワイン以外にも魅力的なものが販売されています。

奥に見えるのが葡萄畑です。

1984年に始まったばかりの、まだ新しいワイナリーですが、

海に近く雨が多いのでライトな感じのワインが出来上がるとのこと。

ただ少数生産の為、この周辺のみで飲まれることがほとんど。

購入もこちらまで来なければ難しいそうです。

参加者が多いのでテイスティング用のワイングラスがズラリ!

ガイドさんの薀蓄を聞かされつつワインを頂きます。

試飲はこの5本のみと少なめなのが残念。

砂質の土で栽培された葡萄がユニークな味を与えるらしく、濃厚なシラーズでもライトな感じに仕上がっています。

この中では一番左のソーヴィニョンブランがドライで一番のお気に入り。

どのワインも20ドル以下で購入出来るので、デイリーワインにお薦めです。

さて盛りだくさんのツアーもこれにて終了。

この後は再び2時間半かけてシドニーに戻りましたが、その間もガイドさんは喋る喋る。

運転しながらこんなに説明出来るのも才能よね~、と夫共々感心しちゃいました。

また参加者への気配りも大したもので、この後の予定を前もって確認してくれて、

レストランの予約に遅れそうな人へは時間変更をレストランまで連絡してくれたりといたれりつくせり。

シドニー到着後は別のスタッフさん(この方もすっごく感じ良かった)が待機していて、

二手に分かれてそれぞれのホテルまで送ってくれました。

今回お世話になったIECオセアニアはツアー会社に贈られる
「Mid North Coast Tourism Award」という名誉ある賞を受賞されてます。

この手のもので最優秀賞をとった日系ツアー会社は過去になく、
3年連続最優秀賞受賞したのももちろんIECオセアニアさんが初めてだそう。

また“がんばれ!地球人”プロジェクトと題して
野生のコアラのためのユーカリの植樹やスマトラ沖地震・
インド洋津波の被災者支援などを行っていて、
その第3弾が戦時中に日本兵の集団脱走事件が起こった
カウラにある日本庭園と捕虜収容所跡地、
日本人戦没者墓地を結ぶサクラ・アヴェニューに、
日豪親善と平和のシンボルである桜の樹を寄贈するための活動。

ポートスティーブンス・エコツアー参加者1人につきA$1を
カウラに桜を寄贈するための寄付金の一部として積み立てているので、
私たちが支払った分は8本目の桜になるとのこと。

こんな素敵な会社が自信を持ってお薦めしているツアーなので満足しないわけがない。

通常料金は1人220ドル、3日前までにネットで予約完了すれば
198ドル(2009.5現在)と安くはありませんが、
私が今まで参加したツアーの中でもトップクラスであることは間違いありません。

IECさんの回し者じゃありませんが、
シドニーでフリーの日があれば、私はこのツアーを断然お薦めします。


※日本兵の集団脱走事件(カウラ・ブレイクアウト)

1944年8月5日未明、カウラ捕虜収容所に収容されていた
日本兵約1,100人が集団脱走を試み、自殺者も含め、231人が死亡
(その際の傷が原因で、後にさらに3人死亡)。
負傷者は107人。オーストラリア側の犠牲者は4人。

服を着替えて時間が少しあったのでラウンジで最後のカクテルタイム。

日曜日ということもあってラウンジはガラガラ~。

ビールを飲んだら出かけましょう!

ホテルから夕食場所のダーリングハーバーへ向かう途中、ドーンドーンと大きな音が聞こえてきました。

なになに?と慌てて向かうと花火が上がってるじゃないですか~。

日曜日は毎週花火を打ち上げてるのかな?知ってたらビール飲まないで来たのに残念・・・。

シドニー最後の夕食は“I'm Angus(アイムアンガス)”で。

ダーリングハーバー向かいのCOCKLE BAY WHARFにあるのでホテルからも徒歩で5分ほど。

開放的で明るい雰囲気のステーキレストランです。

こちらのレストランはお得意のJCBカードを通して予約してもらいました。

だってJCBから予約するとドリンククーポンが貰えるんですもの(笑)。

ビールやワイン、ソフトドリンクの中から1杯無料になるので2人分のグラスワインだと20ドルくらい?

それもこっちのグラスワインはたっぷり注いでくれるのでお得感があります。

こっちは一皿のボリュームが凄いのでジャイアントリブ(36ドル)とジャイアントプロウン(36ドル)に

サイドデッシュのオニオンリング(6ドル)のみオーダー。

リブにはフライドポテト、海老には丸々揚げポテト付きと、そのボリュームには圧倒!

本当は色んな種類のお料理を少しずつ食べたいけど、こういうとき2人だとけっこう厳しい。

でも海老はプリプリしてるしリブの味付けも良いので、ほぼ完食しました(さすがにポテトは残したけどね)。

ちなみにシドニーのレストランでは日祝日に食事した場合

10%のサーチャージを取られることが多いです(このレストランでもしっかり10%加算)。

もっと高級なレストランだったらサーチャージも馬鹿にならないので、日曜日以外に出かけたほうがいいかも。

ホテル近くのセブンイレブンでアイスクリームを購入してお部屋で頂きます。

今日は1日が長かったな~。




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