2008.8 香港・マカオ旅行記4日目



行列も前日ほどじゃなかったので『CAFEDECO』で朝食。

1階はいっぱいだったようで、ちょうどオープンしたばかりの2階へ案内されました。

ホテルも広いけどレストランも広い!


中華コーナーには粽や焼売、餃子、中華饅頭、炒飯に焼きそば等々。

好きな卵料理もその場で作ってくれます。

お粥コーナーのトッピングはピータンやしょっぱいゆで卵など。

意外と盛りだくさんの内容だったので、朝からお腹いっぱい頂いちゃいました~。

ホテル内の運河をゴンドラで行き来出来ます。

宿泊プランにゴンドラライドのクーポンがあったので乗船しましたが、

通常の乗船料金は大人88パタカ、子供66パタカ。

定員は4名なので今回はタイ・チェンマイからいらしたご夫婦と一緒に乗り込みます。

そして船頭さんはイタリア人と、なかなかインターナショナル!

私たちとは英語での会話だったけど中国人が乗船しても英語で話すのかな?

乗船中は船頭さんのワンマンショーで盛り上がり♪

タイ人ご夫婦と写真を撮りあいっこしたり、和やかな雰囲気でとっても楽しかったです。

そこそこお天気になったので念願のマカオ観光へお出かけすることに。

まずはタクシーで世界遺産巡りの起点ともなる『セナド広場』へ。

広場の中央には噴水がありポルトガルの大航海時代を象徴する地球儀が中に入っています。

典型的なヨーロッパの建築様式の建物が多いようなので期待してお出かけしましたが・・・

北京オリンピックの期間中のため、大スクリーンが設置されていました。ちょっと興醒め。

まずは腹ごしらえとマカオ人気のスイーツ、牛乳プリンの有名店『義順鮮奶公司』へ。

香港にも支店がありますが、今回はセナド広場のすぐそばのお店で頂きます。

店頭の冷蔵庫にはたっくさんの牛乳プリンが並んでて壮観!

店内はスィーツ店というよりは地方の食堂のような雰囲気。

でも超満員で活気があります。

猪扒包(ポークチョップバーガー)の有名なお店がタイパ島にあるのですが猪扒包は午後3時からしか販売しないので

こちらのお店で頂くことにしました。12パタカ(約170円)です。

パンの外側はサクッ、中はフワフワの甘めのパン。カツも揚げたてで美味しい~♪

夫にも猪扒包を勧めたんだけど、麺が食べたいとのことでオーダーした猪扒麺。18パタカ(約260円)です。

食べてみたら、なんとインスタントラーメン(爆)。

たぶん出前一丁かな?ある意味、安心の味でもあります(笑)。

カツは猪扒包のと同じだけど、やっぱりバーガーで食べたほうが美味しいと思う。

牛乳プリン(16パタカ)に小豆のせ(18パタカ)。

オーダーの時に温かいのか冷たいのか聞かれたので冷たいのにしました。

ほっくり煮た小豆が、昔おばあちゃんが作ってくれたような素朴な味で私のタイプ。

トロトロ柔らかの牛乳プリンとマッチしてウマー。

あんまり牛乳は好きじゃないんだけど新鮮なせいかな?とっても美味しく頂きました。

ここはまた来たい♪


2005年に22の歴史的建造物と8つの広場が「マカオ歴史市街地」としてユネスコ登録されました。

セナド広場の周りにも仁慈堂や聖ドミニコ教会など世界遺産に認定されている建物がありますが、

最初見たときは(えっ?これで世界遺産なの??)とややトーンダウン。

でも世界遺産だからといって立ち入り禁止になったり入場料を取ったりすることもなく、

マカオ市民にとって今なお生活空間そのものなのは凄いことですよね。

ヨーロッパとアジアが融合した“おもちゃ箱”のような街。

それがマカオの魅力なのかも?

聖ポール天主堂跡に向かう通りはお土産屋さんがひしめいていて

マカオ名物の干し肉やエッグタルトなどを販売しています。

甘い香りが漂う先にはアーモンド・クッキー(杏仁餅)のお店があり、ここでは作りたてを試食で頂きました。

素朴な味でなかなか美味しい!

聖ポール天主堂跡。

1637年に建てられたキリスト教会で当時はマカオのキリスト教布教の中心。

しかし計3回の大火に見舞われ、1835年1月に起きた3回目の火災で

現在見ることのできるファザードのみを残して焼け落ちてしまいました。

火災に残った石造りのファザードは精密な彫刻が施されており、

300年以上の年月を経た現在でも鮮明にその姿を楽しむことができます。

聖ポール天主堂跡の裏側、壁面側に階段が設置されており中窓まで自由に見学出来ます。

聖ポール天主堂跡から覗いてみました。

ちょっと高台になるだけで、こんなにマカオの街並みが見渡せるんですねー。

何故か窓下にコインが置かれていますがお賽銭でしょうか?


マカオでは道路や通りの壁などにポルトガルの伝統的な紺が基調の絵タイル“アズレージョ”があります。

道路の標識にも使われてるので、意外と道に迷わずにすんだかも?

カテドラル(大堂)。

教会内部は鮮やかなステンドグラスで装飾されており異国情緒満点です。

我が家の見学中、1人の女性がお祈りをしていました。

すると突然彼女の周りだけ光に覆われ、その瞬間、彼女は立ち上がり教会を後に。

偶然だったのかもしれませんが私の気持ちもなんだか暖かくなりました。



マカオに来たら絶対に食べておきたいスイーツのひとつが“エッグタルト”。

コロアン島にある『ロードストーズベーカリー』の故英国人、アンドリュー・W・ストウ氏によって開発されたお菓子です。

今は妹のアイリーンさんが引き継いでいるそうですが、

今回はセナド広場から徒歩圏にある『Margaret's Cafe e Nata(カフェ・エ・ナタ)』で頂くことに。

こちらはアンドリュー氏の元妻であったマーガレットさんのお店になります。

オサレなお店かと思ったら、そこはマカオ(笑)。

ローカル色ぷんぷんの路地にあるお店は町の食堂という雰囲気。

でも大勢のお客さんで大賑わいです。

焼きたてのパンやエッグタルトが並べられているケースの前にレジがあって、そこでオーダーしてお支払い。

テイクアウトも可能ですが、モチロンここで焼きたてを頂きます。

エッグタルトは1個7パタカ(約100円)。

アイスティーをオーダーしたら最初からミルクと砂糖が入ったミルクティー(たぶん10パタカ)でした。

アツアツのエッグタルトを頬張ると卵とバターの香りが口に広がってウマー。

ふわふわの上品なカスタードクリームをサクッとしたパイ生地が包んでいて、期待通りの美味しさ。

人気が出るのも頷けます。

今度は旦那さんのアンドリュー氏のエッグタルトを食べようっと!

続いてタクシーでマカオタワーへ移動。

2001年に完成した高さ338mのマカオ一高い建築物です。

入場料は大人85パタカ(約1,200円)。

エレベーターで地上233mに儲けられたマカオタワーの展望台へ一直線。

でもシースルーの床って怖くありません?両足置くのは躊躇われます・・・。

マカオタワーでは色々なアトラクションがあります。

展望台の外をスリルたっぷりに歩いて回ることができるスカイウォークでも無理なのにバンジージャンプまであるんですねー。

ちなみにここのバンジージャンプは世界で最も高い位置からのバンジージャンプであることでギネス認定もされているそう。

ま、私はお金貰ってもやりませんが・・・

マカオ最後の夕食もやっぱりポルトガル料理。

リオホテル(利澳酒店)からすぐのPorto Exterior(新口岸葡國餐廰)で頂きます。

タクシーの運ちゃんにサイトの地図を見せたら、少し離れた場所で降ろされた(たしかにこの地図はイマイチ)。

タクシーの場合はリオホテルで降ろしてもらって、そこから歩いたほうが確実かな。

ネオンの光ってるお店なので見つけやすいと思います。

早めの時間だったのですぐに入れましたが、次から次へとお客さんが入ってきます。

店内はローカルのお客さんにおそらく大陸からの観光客、そして欧米人がちらほら。

日本人と思われるお客さんは我が家だけだったかも?

メニューは写真入りで料金もきちんと表記されているので安心です。

まずはマカオビールで乾杯♪

マカオビールは珠海とマカオの2ヶ所で生産されていますが、

珠海で生産されているものが全体の8割でマカオ、中国本土、海外向けに販売されています。

一方マカオで生産されている「ブロンド・エール」というブランドは正真正銘メイド・イン・マカオ。

マカオでしか飲めないマカオビールはフルーティな味わい♪

ジャガイモをベースにしたポルトガルスープの定番Caldo Verde(カルドベルデ)。

素朴で家庭的な感じなんだけど、チョリソーの旨みがスープに出ているので複雑な味わいもあります。

サービスのパンも昨日のお店のより美味しいし、この後のお料理に期待が高まります。

ビールを飲み干した後はVinho Verde。

直訳すると「緑のワイン」ですが、若いワインでアルコール含有量も通常のワインより少なく

グラスに注ぐと穏やかに泡立つ微発泡性のワインです。

お店の方お薦めのこちらのヴィーニョベルデは水のようにぐいぐい飲めます。

意思疎通が出来なくて何のお魚か分からなかったけど(汗)白身魚のフライ。

でもサクッと揚がったフライの美味しいこと!

野菜も食べなきゃねーとバカリャウ(干し鱈)とキャベツの炒め物もチョイス。

味付けはやや中華風な感じなんだけど美味しければなんでもアリ!(笑)

スペアリブってソースで煮込んであるのが多いけど、こちらの香辛料を効かせただけのリブはアッサリと頂けます。

どれもヴィーニョベルデとの相性がバツグンです。

一皿の量がどれもあるのでかなりお腹いっぱい~。

でもデザートは別腹なのよね(笑)。昨夜のセラデューラが美味しかったので、ここでもオーダー。

こちらのはムースタイプでした。

普通に美味しいけどSolmarのセラデューラのほうが好みだった。

ここもサービス料が含まれてるけど、チップも入れて全部で450パタカ(約6,300円)のお支払い。

マカオに来たら、また絶対に来ると思います。

お店の外に出てみたら待ち人がワンサカ!早めの入店or予約がお薦め!

近くのスーパーでワインを購入してリオホテルのタクシー乗り場へ。

ここではZAIAタクシーが待ってました(笑)。

ホテルに戻ってしばしカジノタイム。

夫はあっという間にスッてしまったけど、

私はちまちま当りがきてたので1時間以上遊べました。勝ちはしなかったけどね・・・。


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