2010.2 バンクーバー五輪体験記〜2日目


バンクーバー2日目も雨。

ショートプログラムのチケットが取れなければ朝9時〜の女子フィギュア公式練習を見に行こうと思っていましたが、

無事にショートが見れたのでこの日は1日フリー。

今回はB&Bに滞在していたので朝食を頂きながら録画してもらってた昨夜の女子フィギュアを反すう。

演技中の映像は世界共通だと思いますが、それ以外は各国毎に違うらしく

第5グループの6分間練習中はほぼキムヨナを追っていて真央ちゃんはちょっぴり。

また第6グループにいたっては地元のロシェット以外はいないも同然の扱い(>_<)

でも演技が終わって舞台裏で泣き崩れるロシェットの映像を見たときはジーンときちゃいました。

地元の方からレートの良い両替屋さんを教えてもらったので、お昼からお出かけ。

最寄り駅からスカイトレインを利用してダウンタウンへ向かいます。

前日に空港で両替したときは1万円が105ドルにしかならなかったのに

ここVBCE(120-800 West Pender St.)だと1万円が115ドルに!10ドルも違うなんて〜o(^o^)o

やっぱ空港での両替は必要な分だけにしといたほうがいいですね。

その後、ランチに良さげなお店を探してたら“JAPADOG”を発見。

その名の通り和風のホットドッグを販売している屋台ですが

期間限定で“真央ドッグ”を販売してることで話題になっていたのです。

ウワサの真央ドッグはトリプルアクセルを決めて勝つように、ソーセージに3回転半の切れ込みを入れ、

豚カツ(勝つ)ソースで味付けし、メープルリーフ型の金色の湯葉を添えた豪華版。

もちろん他のホットドッグも人気のようで並んでるのは日本人以外の方がほとんど。

ただしお天気悪くて寒いので今回はパス。

行列が出来てるカフェがあったので入ってみることにしました。

あとで知ったけどここ“Cactus Club Cafe(カクタスクラブカフェ)”は

バンクーバーで最も有名だったフレンチレストラン「ルミエール」のシェフで

アメリカ版「料理の鉄人(アイアンシェフ)」に選ばれたロブ・フィーニー氏が監修をしているお店らしい。

混み合っていたので受付でポケベルを渡されましたが15分ほどでポケベルが鳴ってようやく中へ。

店内は
ガラス張りで1階はカジュアルな雰囲気ですが、私達は落ち着いた2階席へ案内されました。

店内のテレビではオリンピックの放送中。 

カナダはアイスホッケーが盛んなようで私たちがいた間、ずっとホッケーの試合が流れていました。

海外旅行の際はその土地の酒を飲むのが基本(笑)。 モルソンのカナディアンビールで乾杯です♪

考えてみれば昨日はバタバタしていたのでバンクーバーに来て初めてのアルコール。とっても飲みやすくてウマー。

マグロのたたき($13.75)は本マグロでなく白っぽいマグロにカットされたアボカドやマンゴー、グレープフルーツを和えた一品。

これが柚子が利いてとっても爽やか〜。日本で食べるマグロのカルパッチョより好きかも!

ショートリブサンドイッチwithシーザーサラダ($17.00+$1.50)は

シェアしたい旨を言ったら、ちゃんと2皿に分けてサーブしてくれました。

手前の皿はオニオンスープっぽい味なんだけど、どうやらお好みでサンドイッチを浸して食べるらしい。

これもまあまあ美味しかった。

お会計をお願いすると18%のチップが最初から請求書に加算されてトータル$54.98。

ランチで18%のチップはちょっと高いかなー、という感じですが、このお店の雰囲気&お料理で約4,800円なら問題なし。

バンクーバーに来て初めてちゃんとした食事が出来て満足♪


バンクーバーにはいたるところに桜の木があり例年なら3月〜4月にかけてお花見が出来るようですが、

今年は記録的な暖冬ということもありひと足早い春の到来。

冬季五輪を行ってるところでこんな桜並木が見られるとは思ってもいませんでした。

ロブソン通りにあるオーガニック製品をメインに扱っているスーパーマーケット“ケイパーズ”でお買い物。

ここでオーガニックコーヒーやオーガニックティーを購入したら紙袋がアメリカのホールフーズ。

あとで調べたら2007年にホールフーズの傘下に入ったとのことで今はカナダの会社じゃなくなってたみたい。

ホールフーズのエコバッグが店内にいっぱいあったのはそのせいだったのね。

こちらはコールハーバーの五輪マーク。

夜になるとライトアップされた五輪マークが綺麗です(テレビでよく映ってましたよね)。

この5つの色ですが青=オセアニア、黄=アジア、黒=アフリカ、緑=ヨーロッパ、赤=アメリカで

世界の五大陸を表しているという説が一般的。

その他にも自然の五要素である火・水・木・土・砂だという説、

またスポーツの5大鉄則「情熱・水分・体力・技術・栄養」を5色で表現したという説もあるようです。

そのままハーバー沿いをお散歩していたら遠くのほうにうっすらと炎が!

そう、あそこに五輪の場外聖火台があるのです。

こちらのフェンス越しなら並ばなくてもOKですが、間近で見たいので30分ほど並んで聖火展望台に到着。

うしろにある建物は報道センターが入っているIBCです。

しかし雨足が更に強くなって記念写真を撮るのも一苦労。

ちなみに何故聖火台が2つあるかというと、

開会式&閉会式が行われたBCプレイスは屋根つきのドームで厳しい警戒がされており

一般の人は聖火を見ることが出来ません。

それじゃあんまりだからということで、小さいのをここに作ったそうです。

体がすっかり冷え切ってしまったのでコーヒータイム。

バンクーバーはスターバックス王国で市内になんと246軒も!

さすがスタバの生まれたシアトルから近いだけのことはあります。

でもせっかくなら・・とバンクーバー生まれのコーヒーショップ“BLENZ”でひと休み。

ここ以外のカフェでもそうでしたが、カウンターにはシュガーやミルク以外に蜂蜜も置いてあります。

アメリカーノ(2ドル位だったかな)に試しに蜂蜜を入れてみましたがコーヒーの苦味が薄れてまろやかになったかも。

こちらも日本展開していて横浜にも店舗があるけどまだ行ったことがなかったのよね。

バンクーバーに比べたらお高め価格だけど味は同じなのかな?

バンクーバーのお土産と言ってすぐに浮かぶのはメープルシロップやその関連商品。

でもスーパーマーケットには家庭用のでっかいシロップのみでバラ撒き用の手頃な大きさのものが全然無いのよね〜。

ダウンタウンの“サーモンビレッジ”はその名の通りスモークサーモンなどを扱うお土産物屋さん。

日本人経営のお店という事で巨泉の店っぽい感じかな、と思ったらスタッフさんは良い意味でアッサリしてるし

店内もこじんまりとしてるのでお目当てのものを探しやすい。

メープルシロップやメープルクッキー、メープルチョコ、そしてメープルティーにアイスワインティーなど

私の求めてるものが揃っておりました。

お土産も無事に買えたので本日の夕食タイム。

サーモンビレッジの隣にあるオイスターバーへ行ったら待ち時間がなんと2時間!

さすがにそんなに待てないねー、とすぐ近くにあったプランBのお店へ。

バンクーバー五輪で話題になった日本食レストラン『亀井ロイヤル』です。

何が話題かって、ここにはフィギュア選手をモチーフにしたロール寿司があるのです。

それも真央ドッグとは違って(爆)すべて選手の了承済み。

しかしメニューを探しても見つからなかったのでスタッフさんに確認すると

『注文が多く出来上がりに時間がかかり過ぎてクレームになってしまったので隠してるんですよー』とのこと。

もちろんオーダーは可能なので真央ロールと小塚ロールを注文。

ここでもカナダのビールからモルソンドライをチョイス。

アサヒスーパードライのヒットを受けてカナダに導入したビールのようですが、あまり苦味はなくスッキリしています。

お寿司が出来るまでアスパラベーコン巻き(2本$5.90)とえのき巻き(2本$7.00)を。

アスパラ巻きにタレがかかってたのは残念だけどボリュームはあります。

こちらのお店でもオリンピック競技の放送をしていますね〜。

この時、前方からチームジャパンのユニフォームを来た方達が入ってきたのですが、

何気に顔を見たら鈴木明子選手じゃないですかっ!(長久保コーチもご一緒でした)

明日がフリープログラム本番なのに??と最初はビックリしましたが、日本食で明日に備えるというのも悪くはなさそう。

さすがにお声はかけられませんでしたが真央ロールが来る前で良かったかも(笑)。

真央ロール($15.50)。

真央ちゃんが持つかわいらしい印象を表現した世界初?のハート形のロール。

二種類のサーモンで包まれ中には真央ちゃんの好きな甘エビ、うなぎ、アスパラガス、卵とレタスが入っています。

小塚ロール($15.50)。

こっちも8切れあるので友人とケンカをしないで済みます(笑)。

サーモン、マンゴー、アスパラガスが入っていてその上にマグロとアボガド、いくらと黒トビコがトッピングされていて、

見た目と食感のギャップが魅力のロール寿司です。

前評判では真央ロールより小塚ロールのほうが美味しいとの事だったけど私は真央ロールのほうが好みでした。

ちなみに明子ロールは二種類のロールがついてくる華やかなスペシャルロール。

織田ロールはマンゴー、サーモン、アボガド、キュウリを巻いた上に

ウナギのてんぷらとクリームチーズを乗せ、バナーで焦がして香りを演出しているそうです。

フレンドリーな日本人スタッフさんがいらしたので『鈴木明子選手はやっぱり明子ロール注文しました?』と質問すると、

この方が直接接客してないので今は分からないとのこと。

でも昨夜(ショートの後)男子フィギュアの三人が揃ってやってきたので、

その時に高橋選手の許可を貰い大輔ロールも作ったらしい(あとはミキティだけ?)。

あの三人が一緒に行動してる姿を想像するとなんだか微笑ましいよね〜。

お化粧室を利用しようと席を立ったときに(何処かで聞いた声だな〜)と振り返ると

そこにはQちゃん(高橋尚子)がいたりと、五輪期間中は選手やマスコミ関係者が大勢訪れてたみたいです。

お会計は15%のサービス料が加算されてトータル$66.27(約5,900円)。

話のネタにもお薦めのお店でした。

※真央ちゃんはこの翌日のフリー&表彰式、TV出演後の深夜に訪れたそうです(byスーパーニュース)。
しかし真央ロールは頼んでいなかった・・・

夕食後はカナダの老舗デパート“The Bay”へ。

この1階にバンクーバー五輪オフィシャルショップが入っているのです。

入り口はいくつかあるんだけどオフィシャルショップへの入り口は一箇所のみ。

他の入り口から入ってもオフィシャルショップに入れないようになってます。

昼間は1時間近く並ぶこともあるようですが時間帯が良かったのか10分ほどで入ることが出来ました。

私が唯一欲しいと思ってたのがこの赤いミトン。

カナダの国旗に使われている赤を基調とし手の内側にはカナダの国旗である楓の葉っぱが描かれていて

聖火リレーに参加されていた方達はみなさんこのミトンをつけていたそうです。

この手袋の収益はカナダ人アスリートの育成に使われるそうですが、

お値段も10ドルとリーズナブル(他のグッズはけっこうお高いです)なので、

なんと100万セット以上を完売。会場や街中ではこのミトンをつけてる人がいっぱいでした。

日本の国旗にも赤が使われてるしバンクーバー五輪に来た記念に是非と思ってたんだけど、

残っていたのはチャイルドサイズのみ。さすがに小さすぎて諦めました・・・。

お祭り騒ぎのダウンタウン。

五輪の現地観戦って北京とバンクーバーしか体験してないけど、

街は断然バンクーバーのほうが盛り上がっていました。

どこからこんなに?という感じで人で溢れて活気があって・・・楽しい〜!!





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