2010.2　バンクーバー五輪体験記〜４日目から帰国まで

一夜明けてバンクーバー４日目。

カナダの新聞の一面は地元ロシェット選手が一面。

金メダルのヨナ選手も小さく載ってる程度で真央ちゃんの写真なんてありません（汗）。

翌日には帰国なので実質この日が最終日なのですが、昨夜のショックから脱力気味・・・。

あまり食欲もないまま軽く朝食を取って、だらだらと午前中を過ごしました。

午後から昨日も行った“Trees Organic Coffee”へ。

２人とも昨日とは違う味のチーズケーキがどうしても食べたかったんです。

この日はモカチーズケーキをチョイス。

ノーマルタイプとの違いはほんのりコーヒー味がする程度であまり違いはないかも。

でもこれで気が済んだ（笑）。

ウオーターフロント駅からカナダラインに乗って移動。

空港まで直接行けちゃうラインのせいかスカイトレインとはちょっと作りが異なっています。

イスの感覚が広めに作られてるのでそこそこ快適。

ダウンタウンから空港までは２ゾーンなのでたったの3.75ドル（2010.2現在）だし、

所用時間も乗り換え無しで25分と、どこぞの国際空港と違ってめちゃくちゃ便利です。

一度くらいバンクーバーらしい食事をしようと“Rodneys oyster's house”へ。

お洒落スポットのイエールタウンにあります。

伺ったのが15時頃だったのにお店に入ると超満員！

予約をしていなかったので30分ほど待ってからテーブルに案内されました。

店内でオリンピック競技を放送してることもあって、あちらこちらで歓声が聞こえてきます。

オイスターのお供は当然白ワイン。

ＢＣ（ブリティッシュコロンビア州）産のシャルドネをオーダーしたら御覧のようなロックグラスになみなみと注がれた。

これじゃ日本酒だよ（汗）。たっぷり飲めるのは嬉しいけどワイングラスで飲みたかったなー。

月〜土曜日の15：00〜18：00はハッピーアワー（この時間を狙って行きました(^-^)V）。

ちょっとお得な値段設定になっていて、例えば通常１個で$2.5〜$3.5のオイスターが$1.5で頂けます。

とりあえず10個オーダーしたら出てきたオイスターは12個。これってサービスだったのかな？

生牡蠣用に色んなソースを試せますが、やっぱりレモンでさっぱり頂くのが好き〜。

ミルキーで美味しいです。

あとグランドメニューのクラムチャウダー（$7.50）とハッピーアワーのメニューからガーリックプロウン（$9.95）をオーダー。

いっぺんに来ちゃったのでガーリックプロウンの写真撮るの忘れてた（汗）。

海老もクラムチャウダーもガーリックが効いて普通に美味しい。

サービスのパンがあるので、これだけでお腹いっぱいになりました。

友人オーダーのコロナビールと上記でトータル$50.17。

ここはチップが含まれてなかったので$55渡したらスタッフさんから『See You!』と笑顔で挨拶されたのでバイバイ。

お釣り貰ってチップ置こうと思ってたから随分少ないチップになっちゃった。

イエールタウンから雨の中をてくてく。

道路にも↑のプリントがされていたりして街は五輪一色。

これでお天気が良ければな〜（この時期のバンクーバーは雨季なのです）。

開会式や閉会式が行われたＢＣプレイスです。

この日も夕方からメダルセレモニーがあるのでチケットが残ってないか確認しましたがソールドアウト。

どうしても見たいって感じでもなかったのでダフ屋はスルーして帰ります。

カナダで２番目に大きいショッピングモール（ＢＣ州では１番）「メトロポリス・アット・メトロタウン」でショッピング。

シアーズやザ・ベイなどのデパート、スーパーマーケット、フードコート以外に

470軒以上の店舗が入っていて迷子になりそうなくらい広いです。

お昼が遅かったのでカリフォルニアロールとサーモンロールのコンボをテイクアウしてお部屋で頂きました。

バンクーバーで購入したもの。

バンクーバーはアイスワインが有名だけど甘いワインってあんまり飲まないのよね。

店員さんに$20ドル前後でお薦めのワインを教えて！とお願いしたら、

凄く良いワインがあるわよ〜、と色々教えてくれたのでお薦めを購入。

個性的な味わいで、どれも美味しかったです。

“ケイパーズ”で購入したオーガニックのコーヒーに紅茶に

“サーモンビレッジ”で購入したメープルシロップにメープルシロップ入りのチョコやクッキーなど。

五輪グッズはクオッチのペンケースにパスポートケース、フィギュアスケートのネームタグ。

他にTシャツなども購入しましたが、バンクーバーのTAX（消費税のようなもの）って購入したものによって違うんですよね。

レシートはどっかいっちゃっいましたがワインにはTAXの加算されてなかったけど

ものによっては５％だったり衣料品は12％の加算でした（2010.2現在）。

いよいよバンクーバーとお別れの日。

11:30AMの便を利用するため9:00頃に滞在先を出発する予定でしたが、

ちょうど朝食を頂いてる頃、出発が１時間遅れるとＪＡＬさんから滞在先に連絡が入りました。

空港行ってから出発が遅れてたらガッカリだけど、こうやって連絡してくれるとお部屋でのんびり出来るので嬉しいです。

さて今回のバンクーバーでの滞在先はＢ＆Ｂ（ベッド・アンド・ブレックファスト）。

宿泊と朝食の提供を料金に含み、比較的低価格で利用できるイギリスや北米に多く存在する宿泊施設です。

一般的には家族経営による小規模な宿泊施設なので日本のペンションに若干似てるかも。

普段の旅行では今後利用される方のために情報をお届けしてるつもりですが、初めてＢ＆Ｂに滞在して思ったこと。それは・・・

ホテルは快適ってこと（爆）

せめて自由にお風呂に入れるようバスルーム付きのお部屋を予約したにもかかわらず、

一度に数箇所で使用するとお湯が出なくなるのでバスルームの使用はなんと順番制。

しかもバスタブにお湯を溜めるのは厳禁なので栓も外してあります。

お部屋にテレビや冷蔵庫はないのですが、リビング（ダイニング）ルームにある冷蔵庫やテレビを見ることは出来ます。

しかし五輪期間中はリビングやキッチンの片隅にダンボール！

で囲いをして就寝されてる人もいるので自由に使うのをはばかられる感じ。

朝食は付いてるけど調味料類は埃をかぶっていて食欲減退。

追加料金を払って送迎もお願いしたのですが、オーナーさんのマイカーがいつ掃除したの？と思う程きちゃない。

またすべてご自由に、というスタンスなので仕方がないかもしれませんが、

日本から到着して初めて訪れた時もお茶の一杯すら淹れてくれない。

友人が『カナダでは真央ちゃん人気あります？』と質問したら『こっちの人は真央ちゃんのこと知らないんじゃないかしら』と。

そりゃあ日本でもフィギュアファン以外はカナダのロシェット選手の事は知らないと思いますが、

ちょっとカチン！ときちゃいました。

疎遠な親戚の家にけっこうなお金を払って泊まらせてもらってるという感じでしょうか（爆）。

ちょっと愚痴が多くなったので良かった点も。

こちらは日本人経営ということもあってゲストは全員日本人。

メディア関係者や熱狂的なフィギュアファンの方が泊まっているので、みなさん情報通。

セキュリティの件もここで情報を仕入れたので、フリー観戦時の入場にはイヤな思いをしないで済みました。

ほとんどの方が１人でいらしてて男子＆女子フィギュア観戦のために２週間近く滞在されてる方や、

男子フィギュア観戦後に一度日本に戻り女子フィギュア観戦のためにバンクーバー往復されてる方もいらして、

私なんてビギナーもいいところ。またチケットの入手が一番大変だと思うのですが、

こちらも高額なチケットブローカーを通して購入されてる方がほとんど。

その金額を教えてもらうと本当にビックリ価格で、フィギュア観戦にかける思い入れには頭が下がりました。
（数十万円のチケット詐欺に遭われた方も！）。

五輪期間中は全然ホテルの予約が取れず、あったとしても通常レートの５倍、６倍は当たり前の状態の時に

通常の２．５倍ほどの料金で泊めて頂いたことには感謝。 

普段ホテルに泊まっていると、その快適性を忘れてしまいがちになるので、

ここで経験値が増えたことはとても良かったと思います。

滞在先からバンクーバー国際空港まで車で約30分。

エアカナダのチェックインには行列が出来ていましたがＪＡＬはガラガラ。遅延してるせいもあるのかな。

空港内ではピアノとフルートの生演奏なども行われていました。

出国ゲートの前に五輪のオフィシャルショップがあったので一応チェック。

するとダウンタウンのショップでソールドアウトだった“あの”赤いミトン（大人用）が販売されてるじゃないですかっ！

このミトンを狙ってた方は多かったようで周りのみなさん何十セットも大人買いされてます。

もちろん私も記念に購入しましたが、このミトンつけてバンクーバー歩きたかったなー。

カナダもアメリカと同じように出国審査はなくセキュリティチェックのみ。

制限エリア内もガラス張りなので明かりが差し込んで開放感があります。

免税店で最後のお買い物をしてＪＡＬのサクララウンジへ。
※この時はエルメスのお隣にありましたが、現在はPlaza Premium Loungeに変わっているそうです。

ラウンジ内はこじんまり。五輪期間中だからかコミコミで合い席必至。

ようやく席を探して周りを見渡すと超アイドルのＳ君がいらっしゃるじゃないですか。

バンクーバー＝成田は２クラスだから間違いなくＣクラスだわね。

ラウンジの食べ物はスナック程度です。

飲み物だけ頂こうと思ったら、ラウンジスタッフから更に出発が遅れるとの案内が・・・。

ではスーパードライと一緒に『そばですかい』を頂きましょう。なんか安心の味だわ（笑）。

やっとこ搭乗が始まったので五輪マスコットのクワッチにお別れして機内へ。

まずはシャンペンとアミューズブーシュで乾杯！

あられミックスと新しいおつまみを頂きました。

このクラッカー＆アーモンドはワインにも合う！

やっと私の求めていたおつまみがＪＡＬにも加わりました（笑）。

機内食は２人とも和食をチョイス。

【前菜】海老しんじょ串打ち、鮭市松、焼きはんぺん、鰻巻玉子、しし唐、蟹のゼリー寄せ 
【向付】鮪の叩き 
【小鉢】油菜のお浸し
【煮物】エリンギのみぞれ煮 
【台の物】豚肉 味噌煮

ワインを頂いていたので、ご飯とお味噌汁は後で持ってきてくれました。

デザートはワゴンサービスでしたが、お腹いっぱいなのでアイスクリームだけ頂きます。

食後はしばらくお昼寝。さすがにファースト用の羽布団はなくて毛布のみでした。

２食目も和食をチョイス。  

芋粥と鶏肉炒り焼き・スモークサーモンの博多造り・佃煮昆布・香の物・抹茶のプリン

成田＝バンクーバーは２クラスの設定だけど

３クラスの機材を使用してるので往復ともファーストクラスのシートが利用出来ました。

旧タイプのシートではありますがソロシートだとお喋り出来ないので逆に好都合です。

さて件のＳ君は私たちの前席でした♪

ラウンジではマネージャーさんらしき方とご一緒でしたが機内では２シートに御一人だったので、よっぽど隣に座ろうかと（爆）。

飛行機が飛び立ってから成田到着２時間前のアナウンスが流れるまで飲まず食わずでお休み
（翌日のニュース見たらバンクーバーには１泊だったとか・・）。

寝起きの頭を見た友人が『オバＱになってる』と教えてくれたので笑いをこらえるのが大変でした（笑）。

到着間際に機内食をもらってたけどＣＡさん達が私たちに対する態度と違うこと違うこと。

ま、最近ＪＡＬさんへの風当たりが強かったから、そのくらいは許してあげましょうね。

そうそう、自分のシートにいる時はニットキャップ脱いでるけど

お化粧室に行くだけでもしっかりキャップ被ってた（自分のオーラを消したいのかも）。

アイドルの生態がかい間見えて、旅の最後に良い思い出が出来ました。

これもバンクーバーで頑張った私たちへのご褒美ってことで(^o^)V。

今回のバンクーバー五輪観戦ですが、出発時は不安もありましたが

結果的には女子フィギュアのショート＆フリーとも生観戦出来て、非常に有意義な滞在となりました。

今までフィギュアは女子専門で男子は日本人選手のみ見る感じだったのですが、

この年から男子も注意して見ていたら、ものすごく独特の世界感を出してる選手が目立つんですよねー。

チケットさえ手に入れば一度男子フィギュアも生で見てみたいです♪